こんにちは!
社内リポーターのリハスくんです。
突然ですが、「16,118円」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
もしすぐに分かった方がいれば、わたしたちと同じビジョンを描いていると思いますので、採用エントリーに進んで一緒にビジョンを創っていきましょう。
そして、わからなかった方がほとんどだと思いますが、この数字の正体、そしてそこからわたしたちが成し遂げたいビジョンについて、今日はお話していこうと思います。
わたしたちが感じている課題、そしてビジョンに共感いただけたら嬉しいです!
障害者施設利用者の平均工賃
冒頭に出した「16,118円」は現在障害者施設を利用するご利用者さまの月額の平均工賃です。
工賃というのはいわゆるお給料にあたるものです。
就労継続支援A型や就労継続支援B型を利用する方は、就労支援を通して生産活動を行い、収益がうまれ、それを「工賃」としてもらいます。
生産活動として行う作業は、施設ごとで異なりますが、ご利用者さまの特性や強みに合わせて行います。
ちなみに、わたしたちの施設ではデザイン、清掃、木の商品制作・販売、農業、そして施設外就労などクリエイティブなものやより価値のあるものを提供しようと積極的にチャレンジしています。
そのようにして得られる工賃ですが、全国平均で「16,118円」です。
月70,000円の障害年金を含めても月85,000円程度です。
もちろん、平均よりもかなり高い水準の施設もありますが、それでも平均がこの数字ということはほとんどがそれよりも少ない可能性があります。
実際に自身も月のお給料がこの金額だとするとどうでしょうか。
生活するにもかなり窮屈になると思います。
そうなると、ご利⽤者さまは親の経済的援助なしには⾃⽴できない状況が続いてしまう。
しかし、親の⾼齢化、親のご逝去などで、さらに経済困窮になる。
そういった理由から⽣活保護や社会的⼊院を余儀なくされる。
さらに社会保障費増⼤や財源圧迫にもつながる。
平均工賃が今のままだと、社会課題としても大きな影響があります。
そして何よりも、ご利用者さま自身が自立した生活、幸せな生活が難しくなってしまうのです。
わたしたちの想い、価値観には「社会への価値=皆の幸せ」があります。
幸せは人に必要とされたり人の役にたつこと、そしてその幸せは自分たちから始まり、関わる人、そして地域への広がりを見せて社会に価値を提供できる。
それを実現するためにも、ご利用さま一人一人が必要とされ、工賃を得ることができ自立した生活に近づくことが最初のステップだと考えています。
(わたしたちの価値観についてはこちらから)
わたしたちが成し遂げたいビジョン
そこで、わたしたちはこの平均工賃を「50,000円以上」にすることを目標としています。
人が自立して生活するためにはおよそ月130,000円ほど必要といわれています。
障害年金70,000円にあと50,000円があれば自立した生活に必要とされる金額になるため、その50,000円を1つの目標、基準として定めています。
もちろん、ただ単に生産活動を行うだけで50,000円の工賃がもらえるわけではありません。
その生産活動がいかに誰かに、地域に、社会に必要とされるか、役にたつかが重要となります。
生産するだけではなく、届けるまでも含めて考えなければ工賃を上げていくことができません。
そして、自社の施設はもちろん、すべての施設がそうなるような仕組みも事業として設計しているところです。
また、現状施設を利用している方は、障害の程度が比較的軽く医療の支援度が低い方が多く、障害の程度が重めで医療支援度が高い方は利用しづらい環境でもあります。
わたしたちが目指すビジョンは、障害がどの程度であっても地域を支え、幸せになり自立した生活を送ることができる世界です。
在宅医療をベースとしているからこそ医療・福祉依存度が⾼くても就労⽀援できる事業モデル「REHAS」を展開し、医療介護福祉のサポートが必要な⽅でもはたらく、稼ぐを達成できるのがわたしたちの強みです。
医療福祉の専門性を活かしてご利用者さまの支援をし、そしてそのご利用者さまたちが行う生産活動をいかにして地域や社会に届け価値とするか。
専門性を高めつつビジネススキルも求められるわたしたちの事業は、今後社会が大きく変わる中で医療職や福祉職の方にはかなり強みとなる働き方ができると感じます。
冒頭でも話しましたが、「16,118円」という数字はぜひ知っておいてください。
そして、その数字が意味すること、そこから生まれる社会課題に対してわたしたちが成し遂げたいビジョンに共感したなら、ぜひその力を貸してください。
一緒に社会を変えるビジョンを創っていきましょう!
それでは次回もお楽しみに!
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