インタビュー 日吉

インタビュー 日吉
2019年10月1日 qol

4児の母であると同時に、デイサービスの施設長も務める日吉琴美さんに家庭と仕事の両立の秘訣を聞いてきました!

-初めにこの福祉業界を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

私はお祖母ちゃん子だったので、祖母が入院することになったとき、よく母について病院にお見舞いに行っていました。お祖母ちゃんにご飯をたべさせてあげている母をみて、こんな仕事に就きたいなとぼや~と中学生のときに思ったんです。

-では、中学生のときすでに自分の進路が決まっていたのですね。

本当にぼやっとですけどね。(笑)

-最初の就職先はどのようなところでしたか。

最初は老健に勤めました。老健(介護保険が適用される介護サービスで、在宅への復帰を目標に心身の機能回復訓練をする施設。)ではリハビリの先生もおいでて、利用者様のできることを増やしていこうという意識の高い職員さんが多く、いろんなことを学ばせていただきました。ご利用者様のためになにができるかという視点でケアプランを作成するやり方を教えていただきました。とにかく周りのスタッフさんはみんな、利用者様の能力を引き出そうとしていました。初めての職場としてとてもいい環境でした。

-中学時代から介護職にと考えていた日吉さんですが、いざその仕事についてみて自分の考えとのギャップってありましたか。

介護職の仕事ってなんでも「やってあげればいい」と思っていました。しかし、そうではなくて本人が「自分できる」ことを増やすためのお手伝いをする仕事なんだということを仕事に就いてから知りました。

-そういう良い学びを得られる職場って素敵ですね!そんなこんなんで、現在はリハビリ型デイサービスで施設長を任されているわけですが、長としてスタッフをまとめるときに気を付けていることはなんですか?

うーーん、まとめられてるのかなぁ…。でも、一番はスタッフのことを「信頼」することですね。お互いにそれぞれの良さを認め合ってフォローし合える関係にはなっていると思います。みんな一人ひとり能力が高いから私が特別なにかしなくても大丈夫なんですよ(笑)

ー日吉さんがスタッフさんを信頼しているからこそ、皆さんも日吉さんを信頼して各々の能力を発揮できるのですね。

ーさて、それでは現在の家族構成を教えてください。

旦那のお義母さん、旦那、長女(中一)、次女(小5)、長男(小3)、次男(年中)です。

-家庭と仕事の両立で大変だって思うのはどんな時ですか。

子供のイベントと仕事が被ったときですね。どちらも私にとってすごく大切なのでその選択が大変です。半日仕事にでて、それから子供のところにいくってこともしばしば…。

-子供たちの反応はどうですか。

やはり寂しい思いをさせていると思います。「お母さん、今日も残業?」って言われることもありますし。なんだかんだ、仕事のウエイトの方が重いので。でも、私が一生懸命働く姿を見せるのが一番の子育てだと思っています。というのも、以前私はなんでもやってあげることが子育てだと思っていました。しかし、ある時「親の背中を見せるのが一番の子育て」と教えていただいたことがあるのです。その言葉を聞いてから、子供たちを信じて自分の頑張っている姿を見せていこうと思ったんです。お義母さんからも「あんたがおらんほうが子供たちしっかりしとる。おったら甘えてばっかりや。」という話を聞き、子供たち自身の力を伸ばすために自分の頑張っている背中をしっかり見せようと思って働いています。まぁ帰ったら「お母さん!お母さん!」って勢いよく寄ってきますけどね(笑)

ーなるほどー!日吉さんの想いが伝わっているからこそ子供たちにもそういうメリハリが生まれるのでしょうか。ちなみに、旦那さんはどのような反応ですか。

仕事が遅いと「大丈夫か?」と声をかけてくれます。いないところでもこっそり心配してくれているみたいです。それに「大変だったら辞めてもいいよ」と言ってくれるので、「じゃあもうちょっと頑張ってみよう」という気持ちになりますね。

-確かに、無理しなくていいと思えると肩の力を抜いて働けますよね。

家事とか一切しないですけど(笑)
でも、子供を喜ばせるのが上手なのでそこはうまく役割分担ができていると思います。

-それでは、家庭と仕事の両立を両立させる上で一番大切にしていることを教えてください。

「お義母さんを大切にする」ことです。お義母さんが元気でいてくれるから家のことを任せられるし、仕事もがんばれる。だから、必ず「ありがとう」と伝えるようにしています。やってくれるのが当たり前と思わず日常的なことにも感謝し、いいと思ったことは言葉にして伝えます。例えば作ってくれたご飯がおいしかったら、「お義母さんこれすごくおいしいね!」というようにしています。思っているだけではやっぱり気持ちは伝わらないので、意識して気持ちを伝えるようになってからもっともっと仲良くなって家族全体の雰囲気がよくなりました。

―感謝の気持ちを伝えるって身近な人だからこそおろそかにしてしまいがちですよね。だからこそ普段から意識して行えば自然といい雰囲気になっていくのかもしれませんね。

―それでは最後に日吉さんの今後の夢や目標を教えて下さい。

そうですね、デイとしては「普通のデイとは違う」っていうところにしていきたいです。利用者さんのこうなりたいという目標に向かって進んでいき、デイを卒業できる人が現れるようになっていきたい。そのために、スタッフやセラピストの先生の協力が不可欠。みんなで一緒に頑張っていきたいです。
自身の夢もたくさんあるのですが、それは秘密です☆(笑)
でも私はいままでやりたいことをやってきたので、子供たちにもそういうふうにやりたいコトに向かって全力で頑張ってほしいとおもっています。私は子供たちの能力を信じているので、子供たちにいろんなことを任せています。勉強は…だけど(笑)、自分たちがやりたくなったらやればいい。だから、「親の背中を見せること」大切にしています。そこから子供たちの大切なものを見つけてほしいと思っています。それが正解かどうかはわからないけどね。
ー子育てにも仕事にも正解ないのかもしれないですが、日吉さんの等身大の関わり方はとても参考になりました!
 本日はお忙しいところありがとうございました。

ありがとうございました!

今回インタビューさせていただいた日吉さんは、家庭でも仕事でも相手をしっかりと信頼し、尊敬しあう関係を構築されておりました。いろんな人をまとめる立場だからこそ、「私がやらなきゃ」と思うのではなく、「みんなができるようにどうする」という視点が大切ということを教えて下さいました。あれこれ言うのではなく、「行動は自分の背中を見てもらい、気持ちはしっかりと言葉にする。」

この日々の接し方やマネジメントが、日吉さんの職場と家庭の成長を支えているのでしょう。

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